スメラギメガネ

ライブ鑑賞が趣味の、四半世紀も生きていない男

「大石昌良の弾き語りラボ〜3日間の秘密の研究室〜」初日に行ってきた

【こちらの記事は、4月に書き、下書きのまま放置していたものをそのまま公開したものです。ご了承を。】

 

2021年4月6日、東京、shibuya duo MUSIC EXCHANGEにて。

大石昌良の弾き語りラボ〜3日間の秘密の研究室〜」初日公演に行ってきました。

 

f:id:icohiiragi:20210409002618j:plain

 

漢字の大石さんを生で見るのは去年のサウスケ以来、ソロの漢字で言えば去年のFCイベ以来。

整理番号は190番台ってことで、だいぶ後ろになるだろうと思っていたのだけども、今回はライブハウスながら感染病対策の影響か、観客全員に椅子が用意されている全席指定タイプで、その上自分の番号はステージの斜め前。二列目とほぼ同じ距離感の場所に着けてしまいました。なんという僥倖。

更にステージ正面の席より一段高くなっているため見やすいという、嬉し過ぎる誤算。

感謝感激。

 

ステージにはいつもの大石さんの相棒、LS36と見慣れないガットギターが一本。

おそらくヤマハのやつなんだろうけど、ライブで使ってたことありましたっけ?ファン歴浅いのでわからない。

f:id:icohiiragi:20210409213634j:plain

トムさんがツイッターに上げられた画像に写ってる左のギター。

 

てなわけで、ライブの中身の感想に移っていきます。

私の乏しい記憶力を参考にしているため、間違ってる点や記憶違いもあることをあらかじめご了承願います。(大石さんのMCでの言葉遣いは特に!ニュアンスだけ受け取っていただければ…。)

 

19時30分、開演時間とほぼ同時に大石さんが深々とお辞儀をしながら登場。

 

ツイートでも書いたんだけど、この日の大石さんはいつもよりイケオジ感マシマシで、めちゃカッコよかった。

40代の貫禄がだいぶ出てきてきましたね(何様)。

 

 

そんなこんなで始まった一曲目。

 

 1.耳の聞こえなくなった恋人とそのうたうたい

大石さんの実体験を基にした楽曲「耳の聞こえなくなった恋人とそのうたうたい」からスタート。

インタビューとか、ライブの発言で、大事にしてるってのがよく解る一曲ですよね。

会場がいい感じに狭いのもあり、大石さんの生の声が直接耳に響くような感じがあって、この曲中は鳥肌ビンビンで止まらなかった。

特にアカペラで歌われた「聞こえないことは悪いことじゃないよ」からの歌唱は最高でした。

本当に魂から歌ってる感じしますよね、大石さんって。

となりに座られてた女性の方は、鼻をずるずるさせてながら、恐らく涙を流されていましたね。

私も涙をグッと堪えて曲を味わいました。

 

2.ストーリー

続けてバラード曲。

大石さんのライブでは、結構終盤でやるイメージのあった曲なので、序盤で魅せる一味違った「ストーリー」。

じっくりと曲を魅せる最低限の照明がマッチして、とても素敵でしたね。

書き忘れてたんですけど、一個前とこの曲は椅子に座りながら歌ってました。

 

演奏が終わり、椅子はスタッフが袖に持っていきMC。

ここでは今回の公演のルールがみっつほどあるということで、その確認と説明。

ひとつめは会場のルールを守ること。

おしゃべり、スタンディングでの観覧は禁止。多少の笑い声は大丈夫とのこと。

 

ふたつめは今回のライブは3日間セットリストが同じなので、公演期間中のネタバレは厳禁。

SNSなどでセットリストを書くのはしないようにとのお達し。

 

そしてみっつめは、トイレや体調不良で席を立つ際はステージを気にせずに行ってほしいとのこと。

公演中に具合が悪くなって途中退場された方には、受付で住所を書いてもらって、大石から直筆の手紙を送るとのこと。

こんなご時世下でのライブだからこそ、気持ちよく帰っていただけるようにとの配慮が感じられる、愛のあるMCでした。

 

そして次の曲。

 

3.パラレルワールド

圧倒的テクニックを魅せつける一曲。

ボイスチェンジャーを駆使しながら弾き語りとは思えない音の厚みを醸しだしてくれる。

ちなみに「愛というラボラトリ~♪」の部分は「東京のラボラトリ~♪」と歌ってました。

 

4.ボーダーライン

今現在出ている中で、一番新しいシングルの表題曲。

パラレルワールド」とセットで演奏されることが多い印象があるよね。

右手の動きがホントに意味わからん。

ほかの曲も意味わからんけど、これは特に。

 

「ボーダーライン」を終え、続いて「眼鏡ダーリン」…なのだが、この眼鏡ダーリン前に行っている、眼鏡をかけた観客をステージに上げ、大石さんに眼鏡を渡し、演奏を始めるという寸劇がこのご時世上、難しいということで、眼鏡をかけたマネキン(画像3枚目のマネキン)がステージに登場。

このマネキン。台の上に乗せられていて、後ろで黒衣さんが台を押す形で動いていたのだけども、台の上は安定感がなく、ぐわんぐわんと不気味に動くマネキンに対し、「夢に出てくるわ!」と大石さんもツッコミ。

なんとかマネキンから眼鏡を受け取りようやくスタート。

 

5.眼鏡ダーリン

地獄の沙汰も出会い次第 あなたが僕を変える」って歌詞がたまらなく好きなんですよね。

大石さんの歌う曲って、弾き語りテクニックの凄まじさとメロディが気持ちいいっていうのはもちろんなんだけども、さらっと心に刺さるようなフレーズを仕込んでくるから恐ろしい。

 

曲が終わり再びMC。

「このご時世で何より辛いのは、実家に帰れないこと。」と語り、「地元の宇和島市を書いた楽曲を二曲続けて披露しようと思います。」

そこから大石さんのデビューシングルの紹介に入り次の曲へ。

 

6.ほのかてらす

今回のライブでピックを使った唯一(多分)の曲。

情景がフッと思い浮かぶような歌詞が印象的。

この公演とは関係無いんだけども、LiveFansってサイトでサウスケ時代のセトリを見てた時にこの曲をやってるのを見つけて驚きました。

バンド時代からの曲だったんですね。コレ。

そっから考えると16年前の曲ですよ。とても古い曲になるんですね。

 

7.海を見ていた ぼくは

続けて宇和島を歌ったこの曲。

小説家の片山恭一さんが作詞ということで、どこかストーリーチックさが強調された感じのある一曲。

この曲が入ってるアルバム「31マイスクリーム」ホンッット名盤なので聴きましょう。

 

曲が終わり、スタッフにより再び椅子が用意され、大石さんはガットギターを手に取りながら、「最近ガットギターにとてもハマってるんですよ。」とガットギターの魅力について語り、話は新曲についてへ。

「最近あんまり活動できてないので、漢字の大石は活動休止してるのか?とかツイッターでよく見ますけど、ちゃんと新曲書いてます!インソムニアはどうしたのかとかも言われたりとか…(笑)。ここでやるべきとも思いますけど、違う新曲をやります。」と言い、現在関西圏で放送されているニュース番組のエンディング用に書き下ろした楽曲を初披露ってことで次の曲。

 

8.ただいま

イントロを一回ミスしてしまい、「もっかいやるね。」と言い弾き直してスタート。

関東住みなので、番組では聴けず、このライブで初めて聴けた楽曲。

タイトルから温かみのあるほっこりソングかと思いきや、センチメンタルで重々しい雰囲気ながらも、最後に希望が見えるという感じの歌詞の一曲でした。

凄い好み。音源化がひたすらに楽しみ。

 

MCに入ると、「次にやる曲は、ライブでは10年振りくらいにやる曲だと思います。初めて聴く方が多いと思うので、新曲の気分で楽しんでください。」と次の曲へ。

 

9.セツナ風

会場ではこのレア曲に立ち会えて歓喜する人達が、喜ぶ声を殺している様子がよくわかりました。

もちろんライブでは初聴き。

「ほのかてらす」のカップリングで、アルバムにも収録されてないということで、なかなか日の目を浴びずらいけれども、良い曲です。

角度的に見づらかったのですが、おそらくカポ1だったと思います。

 

再びMCに入り、「正確には自分の曲じゃないんですけど、凄く気に入ってて、ガットギターでレコーディングした曲をやります。リゼロの挿入歌『ぼうやの夢よ』。」

 

10.ぼうやの夢よ

いつぞやのピザラジで、この曲の話題で盛り上がった回を思い出してしまいましたね。

リゼロを見てた私としても、「ぼうやの夢よ」が流れるあのシーンは、作品の中で一番好きな場面だったりするので、一話限りの挿入歌といえども印象に強く残る一曲。

www.youtube.com

36分あたりから、「ぼうやの夢よ」で盛り上がるシーン。

 

曲を終えるとギターをLS36に持ち替え、再び立ちながらのパフォーマンスに。

「バラードばかりだったのでここからは盛り上がる曲を…。」と語り次の曲へ。

 

11.幻想アンダーグラウンド

弾き語りラボ常連の楽曲。

コードチェンジがめちゃんこに速くてかっこいい。

一回この曲のギター練習しようとして挫折してます。

この曲に限らないけども、ギター一本なのに満足感がとてつもない。

 

12.ファイヤー!

ギターのボディを叩くことで音を出すスラム奏法を駆使した一曲。

「Are you ready 渋谷ぁ~!」と叫び豪快な演奏で、大石さんも楽しんでいるのが感じられました。

しかしいつもに増して、ボディを叩く動作が強く感じられたよう気が。

気合入りまくりだったんですかね。

 

13.トライアングル

カポを1フレットに付け、最初のコードを弾いただけで、会場の空気が一気に変わったのが解るほど。この曲の持つパワーはとんでもない。

自分はこの曲を初めて聴いた時、一気に大石ワールドに引っ張られました。

人間業とは思えないテクニックの数々、今回のライブは席も近かったというのもあって、更に迫力が万点でした。

こんなの魅せられたら好きにならざるを得ないじゃないか。

 

14.ピエロ

そして本編ラストとなった「ピエロ」。

 ライブでは定番となっていた、観客が「That's cool!!」と歌う場面も、今回は声出しせずに手を上げる動きだけにとどめていました。

臨機応変に声出しのないコール&レスポンスを煽る大石さんに、それに強く応える観客。

何百回ころんでも 何百回つまずいても 夢見る心で エンターテインユー」の歌詞の通り、ライブができない時を乗り越え、少しずつ対面でのライブが増えてきた中で、会場全体が全力で楽しむ姿勢を感じる最高のパフォーマンスで本編は幕を閉じます。

拍手に包まれながら、深々と頭を下げステージ袖にはけ、そのままアンコールを呼ぶ手拍子へ。

 

BPM190くらいあるんじゃないか?と思うほどの高速手拍子に煽られ、2分ほどで再びステージに登場した大石さん。

 

マイクの前に立ちMC。

「あのー。今回のライブ、発表から今日のステージまで時間が不自然だったじゃないですか?すごく短くなかったですか?」

大石さんの話の通り、今回のライブの発表が2月27日。

そしてライブが4月6、8、9日と発表から1ヵ月程度になっている。

 「それには理由があって…。このあと発表するんですけど、4月の下旬にポリープの手術を受けることが決まりました。

 手術後は喋ることはできるんですけど、歌うのはしばらくできなくて、なので手術前に一度皆さんの前でライブをしたいなっていうので、無理やりスケジュールに詰め込んだ感じなんです。」

「ポリープがあっても歌声に今のところ問題はないし、今日も感じなかったでしょ?だけど喉に爆弾を抱えたままの気分っていうのは嫌なので、しばらく喉のメンテナンスをしてきます。」

そう語り最後に披露されたのはこの楽曲。

 

15.東京ループ

ソロで中々売れず、鳴かず飛ばずのころに書かれた楽曲。

リリースから9年経ち、絶え間ない努力を続け、アニソンではもちろん、弾き語リストとしてもバンドマンとしても注目されるようになった今歌うからこそ、歌詞の一説、一説に重みを感じる。

自分は大石さんを好きになってから、まだ3年程度だけども、惹きつけて離さない魅力はこういった過去があるからこそなのかもしれない。

大石さんがいつも掲げている「弾き語りで武道館に立つ」という夢も、もうすぐそこまで来ているように感じてしまう。

 

楽曲が終わり、ポリープについて軽く触れ、最後に大石さんが放った言葉は「これからも…。大石昌良を応援してください!」という一言。

いつぞやのピザラジのドライブトークで「ファンの方に『応援してます』って言われるのってなんか違うと思うんだよね」と語っていた大石さんが、すごく言葉を選んで、考え抜いてこの一言だったと思うと、とても感慨深いなと。

拍手が鳴りやまないまま、大石さんがステージからはけ、一時間半に及んだライブは幕を閉じました。

 

新旧、定番、レア曲入り混じったセットリストに最後まで息をするのも忘れるような、素晴らしいライブでした。

特に今回はカタカナ名義の曲はなく、漢字の大石昌良としてのライブというのが強く感じられました。

複数名義での活動や、アニメ制作など、貪欲に活動していく大石さんが、弾き語りで武道館のステージに立つまで応援を続けたいと強く思えた一日でした。

拙い文章にお付き合いいただきありがとうございました。

またどこかのライブで。

 

セットリスト

1.耳の聞こえなくなった恋人とそのうたうたい

2.ストーリー

3.パラレルワールド

4.ボーダーライン

5.眼鏡ダーリン

6.ほのかてらす

7.海を見ていた ぼくは

8.ただいま

9.セツナ風

10.ぼうやの夢よ

11.幻想アンダーグラウンド

12.ファイヤー!

13.トライアングル

14.ピエロ

アンコール

15.東京ループ

 

【追記】

席がスタッフさんが出入りをする幕の近くということもあって、アンコールの手拍子の間に、幕の方から大石さんの声が聞こえたような…聞こえてないような…。

おいしくるメロンパン・サイダーガール 2マンライブ「真夏の夜の正夢」に行ってきた【ライブレポに似たナニか】

【このブログは、8月に書いて下書きのまま放置してたものをそのまま公開したやつです。時系列とかちょいグチャってますがご了承を。】

 

8月12日。恵比寿のLIQUIDROOMで行われた、おいしくるメロンパン・サイダーガール 2マンライブ「真夏の夜の正夢」に行ってきました。

 

LIQUIDROOMでのライブを見るのは去年のサウンドスケジュールのライブ以来の二回目。

FC先行でチケットを取ったこともあり、整理番号は中々良き数字を得られたので、前から三列目の下手側(客席から見て左側)の場所へ。

今回は昨今のライブでは珍しくオールスタンディングとなっていて、足元にテープで四角の囲いが出来ており、そこからはみ出ないでねという形になっていた。

会場の男女比率は男:2、女性:8くらいの割合だったと記憶してます。

男で参加している方も、カップルだったり…なんだりで…。

男ソロでライブに臨んだ私としては少々肩身が狭かったですが、まあ楽しめればそれでオールオッケーでしょう。

 

ではライブの内容について触れていきます。

 

サイダーガール

始めに言わせていただくと、私はサイダーガールをあまり知らないままライブに臨みました。一応配信サイトで上位にあった曲を何曲か(ID、メランコリー、待つの3曲)聴いたものの、ライブではどんな雰囲気なのかというような事前情報は一切排しました。

そのため感想はおいしくるに比べて、少々薄っぺらいものになります。

 

一番の感想は「音源と印象変わる~」でした。

音源では透明感のあるというか、そんな印象だったのですが、ライブだと力強さだったりが前面にあってかっけえってなりました。

ちょっと残念だったのはボーカルの音が少し小さかったこと。

音響とかの問題だったと思うのですが、もうちょいボーカルの声をしっかり聴きたかったなあと。

 

パフォーマンスに関しては、ベースの方を沢山見ていたのですが、ニッコニコで動き回ってて最高でしたね。

楽曲と相まって否が応でも盛り上がっちゃいます。

 

特に最後の二曲、「メランコリー」、「週刊少年ゾンビ」はすごく盛り上がってたし、自分もすっごく楽しかった。

個人的に印象に残ったのは「なまけもの」って曲。

次はちゃんと音源聴きこんでからライブみたいなぁ~。

 

MC

※注 誰がどこで喋ったとか覚えてない上、書いてる内容も一言一句あってるわけじゃありません こんな感じのこと言ってたな~っていうものを並べただけなので悪しからず…。

 

おいしくるメロンパンとはほぼ同期で、サイダーガールの方がちょっと先輩なんですけど、ホント弟みたいな感じで。」

「さっき原くんにサングラスあげたんだよ。この後登場するときつけてくれるかな?」

 

おいしくるメロンパンとの思い出と言えば、4年前くらいに岡山でやったツーマンライブの打ち上げの時、おいしくるメロンパンのドラムの原くんと、サイダーガールのベースのフジムラで一発ギャグで対戦するっていう…。」

「原くん凄いんですよ。シーンとした雰囲気で躊躇いもなくギャグをしてて。

その時は確か(腕を前に突き出して)『ギュイン ギュイン ロックバスター!』とかやってたよね。(笑)」

 

おいしくるメロンパンからずっと対バンには誘われてたんだけど、スケジュールが合わなかったりで、ようやく今日一緒にライブできてうれしいです。」

 

サイダーガールセットリスト

1.エバーグリーン

2.約束

3.なまけもの

4.クライベイビー

5.待つ

6.ID

7.ライラック

8.メランコリー

9.週刊少年ゾンビ

 

おいしくるメロンパン

サイダーガールのパフォーマンスが終わってから、大体20分ぐらいで出てきました。

登場SEはいつもの「Bye Bye Summer」。

原さんが貰ったはずのサングラスを峰岸さんが付け登場。

 

水葬

 SEが止まり、長めのセッションからスタート。

ドラムの雰囲気やテンポ的に、なんとなく水葬かな?と思ったらビンゴでした。

聴けば聴くほど引き込まれる。これがホントのスルメ曲だなあ。

 

透明造花~look at the sea

最初のコードをジャ~ンと伸ばして「透明造花」スタート。

「look at the sea」は短いセッションを挟んでからのイントロでした。

夏らしいアップテンポ爽やか頂きました。

 

最初のMC

ここでは峰岸さんが。

感染対策をしてくれてありがとうといった事などを伝え次の楽曲へ。

 

紫陽花

峰岸さんの掛け声からときめきセロリアルの時と同じセッションからのイントロ。

 まさにこれ。

 ライブだと音源より迫力8割増しになる。

 

亡き王女のための水域~色水

亡き王女~はアルバムツアーで聴いた時より、自分の聴き込み度が上がったからか、めちゃくちゃイイ曲じゃん…ってなりました。

アウトロの余韻を残さないままシームレスに色水になっていく。

色水の時のステージもオーディエンスも手馴れてる感じすっごいいいよね。

 

二回目のMC

※私のクソ雑魚な記憶力を頼ってるので、話の順番は入れ替わってるかもしれません。

 

原「サイダーガールとの思い出と言えば…岡山でツーマンやったときの打ち上げの話なんですけど。」
峯岸「うんうん。」
原「打ち上げもそろそろお開きってタイミングになって、そこから僕とサイダーガールのベースのフジムラさんが一発芸をするって流れになったんですね。」
峯岸「あれ?」
原「そこで僕は(手を突き出して)『ギュイン ギュイン ロックバスター!』ってやったんですよ。」
ナカシマ「どっかで聞いたような…。」
原「サイダーガールと完全にMCが被りました!今回ツーマンが決まってから3ヶ月くらいこのMC練ってきたんですけど…どこで一発芸だすかとか。」
ナカシマ「サイダーガールのMCでこの話が出てきた時から原くんの顔どんどん青ざめていってましたね。」
原「ではここで一発、芸を披露します。(水のペットボトルを突き出して)『ギュイン ギュイン ロックバスター!!!』」
ナカシマ「(ギャグから間髪入れず)サイダーガールは…さっき本人も言ってたんですけど、何度も対バンに誘ってて。でもスケジュールの都合が合わなくて、ようやく今日この対バンが実現しました。この状況って正に『真夏の夜の正夢』じゃないですか?(観客の反応が薄くて)アレ?(ようやく拍手が起こる)」

(ちなみにこのナカシマさんのMCを聞いて、次絶対『憧景』じゃん!とか思ってました。次のツアーじゃやらないだろうし、いつ聴けるのか…。)

 

ここから峰岸さんの中二感の入った掛け声から次の曲へ。

 

シュガーサーフ

おいしくるメロンパン超必殺技の一つ「シュガーサーフ」。

この曲はライブでこそ真の力を発揮しますね。

www.youtube.com

今回のライブは上の映像から丸々ドラムソロを抜いたような構成でした。

 

架空船~epilogue

ときめきセロリアルにあった頭のポエトリーリーディングはなく、音源に近いようなイメージ。

「epilogue」では、イントロとアウトロにアレンジが施されてました。こちらはときめきセロリアルと同じだったような…。(確信は持てない)

私は「epilogue」大好きおじさんなので、本編ラストに持ってきてくれて感謝感激雨霰でございます。

本来ならここでステージ袖に捌けてアンコールを待つという流れだったんでしょうが、時間が押していたこともあり、

ナカシマ「このままアンコールやります。」

の合図で最後の曲へ。

 

斜陽

やっぱこの曲最高です。

斜陽を聴いたおかげで、自分の中のおいしくるメロンパンは、まあまあ好きで聴くバンドから大好きなバンドに進化してくれました。

ライブで聴くのは三回目でしたが、何度聴いても魅了されてしまう。

何か不思議な力がある曲です。

ライブのラストには相応しいし、何かこう明日も頑張ろうと思わされます。

www.youtube.com

聴いたことのない不届き者は聴こう!!!!

 

おいしくるメロンパン セットリスト

1.水葬

2.透明造花

3.look at the sea

4.紫陽花

5.亡き王女のための水域

6.色水

7.シュガーサーフ

8.架空船

9.epilogue

10.斜陽

 

というわけで以上、おいしくるメロンパン・サイダーガール 2マンライブ「真夏の夜の正夢」でした。

おいしくるメロンパンの秋のツアーも既にチケット入手済みなので今から楽しみ。

個人的に大好きな「nazca」がほぼ確実に聴けるであろうというだけで、チケ代の元取れます。

それではおあとがよろしいようで。ご機嫌麗しゅう。

※ネタバレ注意 おいしくるメロンパン Chronicle Tour 2021 〜リフレイン・ブルー〜を目撃した【感想】

ご機嫌麗しゅう。スメラギです。

11月6日に渋谷のWWW Xで行われた「おいしくるメロンパン  Chronicle Tour 2021 〜リフレイン・ブルー〜」を目撃したので、ただ単に感想を連ねるブログです。

 

執筆時点では、まだ追加公演が残ってるので、念のためネタバレ注意とさせていただきます。

 

theoryレコ発ツアーから、FC限定ライブおさかなパーティーに、サイダーガールとの対バンライブ真夏の夜の正夢と、ライブができなかった去年の反動からか、かなり精力的な活動を見せている今年のおいしくるメロンパン

そんな彼らが次に打ち出したのが、ミニアルバム「thirsty」、「indoor」、「hameln」の再現ライブ。

事前のインスタライブでも、「アルバムの曲順にやる。」、「できるだけ音源に寄せて演奏する。」と宣言されていた。

私的な話をすると「あの秋とスクールデイズ」、「nazca」を初めてライブで聴けるという事、そして最前列に来れてしまったという興奮を携えての鑑賞だった。

 

f:id:icohiiragi:20211115225145j:image

 

ではライブの方の感想に移っていきます。

 

0.オリジナル映像

いつものSE、「Bye Bye Summer」が流れる…と思いきや、本ツアー用に撮りおろされた映像をバックにメンバーが入っていくという形だった。

今回のツアーは全楽曲、新規映像をバックに演奏をしていくという形であった。

ここでは、色水からnazcaまでの映像をダイジェストで流していくようなものだった。

 

1.色水

彼らの代表曲であろう一曲。

後半のMCで明かされたが、本楽曲で使われた映像は色水のMV監督にお願いし、新たな解釈で撮られたものであった。

 

2.シュガーサーフ

いつものライブならバッチバチのアレンジを重ねまくる楽曲だが、今回はテンポも演奏も限りになく原曲に寄せた形になっていた。

今回のツアーで新鮮に楽しめた曲その①。

 

3.5月の呪い

電車の窓から風景を眺めているような映像が使われていた。

 

4.砂と少女

砂丘のような場所で少女(絵)が佇んでいる映像が使われていた。

この映像はこのままMVにできそ~と思いながら見ていた。

特筆すべきが、同期音源を使ってるということ。

CD音源に入っているギターベースドラムではないあの音(伝わってるかな?)と一緒に演奏されていた。

新参者なので、もしかしたら過去のライブでは普通に使われていたかもしれない。だとしたら恥ずかしい。

 

5.紫陽花

「thirsty」ゾーンを締めくくる一曲。

映像は紫陽花が写って…というくらいしか思い出せない。

 

MC

ここで最初のMC。

ライブ鑑賞から10日ほど開けて書いてしまっているので思い出せません。本当に申し訳ない。(のちのMCも同様)

しかし本編中のMCは全てナカシマさんが喋ってましたね。

 

6.桜の木の下には

ここから「indoor」ゾーン。

普段のライブではカットされがちな、冒頭のアルペジオから再現。

桜を背景に、歌詞が載せられた映像。

 

7.look at the sea

目のイラストを使った映像。

冒頭の映像でこの目のイラストが流れた時、こんな怖い感じの曲あったっけ?って思ってた。

なんかホラーチックに感じた。元からそんな感じの曲か。

 

8.caramel city

銀紙の歓楽街をイメージしたようなイラストバックの映像。

 

9.泡と魔女

学校の水道を映した映像メインだった。

 

10.あの秋とスクールデイズ

学校の映像。

ところどころ歌詞間違えがあった。それがあってか、この曲終わりに頭を自分でポンポン叩くナカシマ氏が、当方男ながら萌えてしまった。

 

MC

こちらもナカシマさんのみが喋る形。

本ツアーのコンセプトのようなものを語ってような気がする。

 

11.水葬

「hameln」ゾーンに突入。個人的に一番ライブ化けしたゾーンでもあると思う。

学校のプールサイドのイラストを映した映像。

何回聴いても鳥肌が止まらなくなる一曲。

 

12.命日

窓越しに雨を眺めている映像、「窓は開けとくよ」の歌詞に合わせて、イラストの窓も開いた。

このライブで一番印象が変わった楽曲かもしれない。

もっと激しいイメージがあったけど、映像を見るとそこまで感情的になってるわけでもないというか…。言葉じゃ上手く説明できないけど、そんな感じの印象を受けた。

 

13.dry flower

夕方の部屋の中のような映像。あとはドライフラワーの映像も挿し込んでた。

「寂しくなったらきっとそれすらはしたない」なんて美しい歌詞、どうやったら思いつくんかな。

 

14.蜂蜜

道路をぶらついているような映像。

こちらはアコースティックスタイルでの演奏であった。

最前列の弊害か、脇にいるスタッフがアコギを構えて待っていたのが見えてしまったのがちょい残念。まあこれに関しては致し方ない。

この曲も自分の中でイメージが変わった一曲だった。

しかしそれを語るにはhameln全体を絡めないといけないので割愛(いつかhameln考察やりたいな)。

 

15.nazca

nazcaのMVをモチーフにした映像(ストップモーションなど)。

こちらもところどころ歌詞間違えがあった気がする。

 

アンコール

 

MC

ここではようやく峯岸さんが喋り、原さんがツアーグッズを紹介し…という流れ。

ナカシマさんの「もうちょっとやります。」の合図で次の楽曲へ。

 

16.epilogue

アルバム繋ぎまだ続いてるじゃんと思わせる、flaskの一曲目。

最近のライブではイントロ、アウトロにアレンジを入れていたけど、今回はなかった(と思う)。

このまま憧景やっちゃえ~という願いも虚しく次の曲。

 

17.斜陽

今年頭に出したアルバム「theory」のリードトラック。

ライブで聴くのは4回目だけど、聴くたびに好きになってしまう曲。

 

MC

斜陽で終わりと思わせて、ナカシマさんのMCが入る。

「今回のツアーは過去のアルバムを振り返りましたけど、来年からは振り返らずに…(斜陽の歌詞と絡めたMCだけどなんか微妙な雰囲気に)やっていこうと思います。」

締めに「新曲をやります。」と放ちラスト。

 

18.新曲(トロイメライ?)

新曲やるかな~なんて期待を乗せてツアーに臨んだけどホントに聴けるとは!

演奏前にタイトル言ってたけど、「トロイメライ」で合ってるかな?

なんというか、今までのおいしくるメロンパンの楽曲の中で一番ポップな感じがした。

発売されたら鬼リピしたい。

 

セットリスト

1.色水
2.シュガーサーフ
3.5月の呪い
4.砂と少女
5.紫陽花
6.桜の木の下には
7.look at the sea
8.caramel city
9.泡と魔女
10.あの秋とスクールデイズ
11.水葬
12.命日
13.dry flower
14.蜂蜜
15.nazca
EN
16.epilogue
17.斜陽
18.トロイメライ(?)【新曲】

 

総括

ほぼぴったし90分のライブ。腰痛持ちの私は長いライブがどうもダメなので、疲れずちょうどいい時間だった。翌日のバイトも疲労感一切なくてグー。

今までみたおいしくるメロンパンのライブで一番好きかもしれない…というくらい、いいライブだった。

特にhamelnの解釈がより明瞭になって、更に好きになった。

flask信者としてはflask再現もぜひともやってほしいと思った一夜だった。

 

FCライブが12月に控えているし、今年はまだまだおいしくるメロンパン楽しめるぞ~。

ってなわけでさいなら。